いじめをした子、いじめられた子、その親たち。いじめられた子は不登校になり、いじめた子はいじめられるように。そして、いじめた子がSNSでさらされたことによって事態は最悪の方向へむかっていきます。
この「娘がいじめをしていました」を読んで、ふと中学一年生の夏から卒業するまで不登校だった、当時の姪を思い出しました。
不登校になったばかりの頃、姪は「学校」というワードを聞くだけで過呼吸になるほどだったのですが、「なぜ?」という部分については聞いても話すことはなく(見守るしかない日々が続きました)。
ただ、ある日突然「スマホを解約したい」と言い出したのです。
姉も私も「スマホを解約したら友達との交流が一切なくなるのでは?引きこもりになるのでは?そもそもなんでスマホを解約?」と困惑しましたが、その数年後に理由を知ることに。
どうやら、姪は学校でいじめられていたそうで、しかもSNSでも悪口を言われていたそうです。つまり、いじめっ子に会っていないのに追い詰めれていたという。
この作品ではいじめた子がSNSでさらされる…とうものだったので少し違いますが、SNSを利用したいじめもあるんですね…。
周りから「自分の子供がいじめられないか心配だ」とはよく聞くけど、「自分の子がいじめをしたらどうしよう」とは聞いたことがありません。自分の子がいじめをしたらどう対応するのが正解なのか、どう子供にどう接するべきなのか…もしもの時のための心構えとして参考になる作品だと思います。